VPNとは。VPNは、(VirtualPrivateNetwork)の略です。その名前の通りに、仮想的な(Virtual)な、通信を構成して、閉鎖的でかつ、第三者が、アクセスできない、プライベート(Private)な空間(Network)を作ることです。従来は、「IP-VPN」と、呼ばれる通信事業者の、ネットワーク網を使って、実現していました。
現在は、インターネットのインフラ整備がとても進み、誰もがとても安価に、「ADSL」や「光ファイバー」を、利用したネットワークを、実現できるようになった結果、高速インターネット回線を、利用した「インターネットVPN」が、主流です。
VPNの仕組み。VPNは、インターネット回線上にて、接続する両端を、VPNにへ応させて、プライベートな空間を、構築します。
両端が、VPNにて接続されると、その挟まれた空間が、インターネットの上に、自分専用の地下トンネルを、作って開通させるような状態となります。第三者が、アクセスできない、セキュリティ環境が、出来上がる仕組みです。
「固定IPアドレス」とVPNでできる事。自宅にいなければできないことが、外出先からできます。
パソコンやスマートフォン、タブレットで、自宅へVPN接続すると、そこではプライベートな、空間が作り出されて、接続した端末は、あたかもおうちのネットワーク内にいるような、状態になります。
接続後は、パソコンでテレビの録画や、自宅のファイルサーバーに、忘れてきたデータのコピー、または自宅のサーバーのメンテナンスなどを、まるで自宅にいるかのような感じで作業が、できます。
自宅のVPNサーバーを経由して固定IPアドレス通信する。
自宅の、ネットワークは、「固定IPアドレス」なので、VPN接続後は、インターネット接続が「固定IPアドレス」での、通信となります。
わかりやく言うと、ISPから提供されている「IPアドレス」が、VPN接続をする事によって、「固定IPアドレス」というカプセルで包むような状態になります。この状態で、インターネットの接続は、全て「固定IPアドレス」での通信になります。
OCNでは、受信時で最大47Mbps、送信時で最大5Mbps、の高速ブロードバンド接続の環境、「ADSL」に、8個の「固定IP」を含めたプラン固定ip8を。提供しています。
「固定IP」を8個も使える、ということで、サーバ構築にも、とても役立つ、まさに、中小企業やSOHOなどの、ビジネスには持って来いの、オフィス対応形式となっています。
「ADSL」のスピードと、コストパフォーマンスは、ビジネス向けの、仕様と言えますね。
「VPN終端機器」を、利用することで、インターネット上での、VPN環境を、整えることもできますし、ほかには企業の支店や、SOHO形態の、データ通信等にも、複数の「固定IP」を利用することで、用途が細分化できて、なおかつ、セキュリティ面を問題なく、カバーできるようになります。
また、もしも、使用上のトラブル等が、発生した際は、会社内に、パソコンや、ネットワークに、詳しい人が居ないという場合でも、24時間365日の体制で、サポートを行っています。
また、利用者側での「DNSサーバ」を設置する場合には、「独自ドメイン」の使用も可能です。
企業や法人で、ウェブサイトを運営する上で、「独自ドメイン」は、検索サイトにも強くなる傾向がありますので、企業の情報発信とともに、集客効果にも一役買います。
最低利用期間については、1ヶ月となっているため、短期間の利用をする場合など、融通が効く、プランとなっています。固定IPも含め、NTTの回線料金と合わせても融通が効くのは良いですね。
安さと、速さの両方を求める場合、これほど良い環境を、探すのは困難でしょう。
「IPアドレス」は、インターネット上の住所です。
インターネットの、仕組み上、インターネットサービスプロバイダから、割振られる「IPアドレス」は、世界でたったひとつしか、存在しえません。例えるとすると、インターネット上の「住所」にあたります。
例えば、お友達の「IPアドレス」が、重複してしまった場合には、住所がふたつも、存在してしまう事になってしまいます。仮に、そのお友達へ、メールを送るとすると、どちらへ、メールを配達すれば良いのかが、わからなくなってしまいます。
こういう混乱を、防ぐために、「IPアドレス」は、必ず必ず、世界でひとつであると、決まっているのです。
「固定IPアドレス」で、インターネット上に、自分だけの住所が持てる。
この「IPアドレス」は、大きくふたつに分かれます。
「動的(変動)IPアドレス」と、「固定IPアドレス」です。
「動的IPアドレス」の場合は、プロバイダと接続する度に、「IPアドレス」が変わってしまいます。住所に、例えれば、何度も何度も、引越しを、繰り返すこととなります。それとは変わって一方、「固定IPアドレス」は何度も、接続しても、プロバイダからは同じ「IPアドレス」が発行されます。このように「固定IPアドレス」は、自分だけの、住所が持てることに、なるのです。
「固定IP」のメリットとは。
「固定IP」対応のインターネットサービスプロバイダーと契約をして、「固定IPアドレス」を、固定にすることで、「動的IPアドレス」ではできない、いろいろなメリットが、可能になります。
自宅にて、サーバ構築をすることによって、ウェブサイトを公開してみたり、メールサーバなどを、自分の好きなように、カスタマイズすることができます。
ホテルや、カフェ、外出先から、自宅のパソコンへ、アクセスして、プレゼン資料の確認をしたり、動画を観ることもできます。
ウェブカメラを使い、おうちのペットの様子を、外出先からチェックできたり、店舗の防犯対策にも、役立ちます。
難しい設定は、必要か。特殊な機器が必要となるのか。
「固定IPアドレス」だからといって、とても難しい設定が必要だったり、特殊な機器類は、必要ありません。現在利用中の機器で十分です。
現在、お持ちのルータに、設定されている、「ID」と「パスワード」を、変更するだけで、自宅が「固定IPアドレス」の環境となります。
一度に、複数個の、「固定IPアドレス」(IP8、16、32、64、128個)を、利用する場合には、「IPUnnumbered」に対応しているルータを、お使いください。
「固定IP」が、欲しいんだけれけども、プロバイダーを、変更できない。
現在の、ネットワーク環境を、維持しつつ、「固定IPアドレス」を、使う方法を紹介します。
NTTのフレッツ接続で、「マルチセッション」を、使う。
「マルチセッション」を、使うとNTTの、フレッツ光(Bフレッツ)または、ADSLは、ひとつの回線契約にて、複数のプロバイダへ、同時接続が可能です。標準の契約で、ふたつのセッションを使えますので、現在の、ネットワーク環境を維持しながらに、新たに、「固定IPアドレス」のネットワーク環境を、追加することが可能です。
なぜ、ドメインがあるのか。
「IPアドレス」は、本来パソコンが、相互に通信するために作られていますので、<123.456.789.123>と、3桁の数字が、4つ並んだ形に、なっています。このような、文字列は、パソコンなどの、機械では、処理しやすいのですけれど、自分たち、人間にはなかなかわかりずらいものです。
こうした問題を、解決するべく「ドメイン」が、生まれました。<名前=ネーム>という意味を、込めて「ドメインネーム」、または「ドメイン名」とも、呼ばれています。
ドメインと、「IPアドレス」を結びつける。
ドメインを、取得したらならば、それを使わないと、意味がありません。利用するには、「IPアドレス」という住所と、ドメインという表札を、結びつける必要があります。この、結びつける役割を果たすのが、「DNS(DomainNameSystem)」と呼ばれています。
「DNS」は、ドメインと「IPアドレス」を相互に変換する、機能を持っていて、現在、私たちがドメインを使って、ホームページ等を見ることが出来るのは、この「DNS」のおかげなのです。